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オリカ環境対応「アドバンスルール」

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厨二 『オリカを作り続けはや六年』 厨二 (phenix)
オリカ環境対応「アドバンスルール」
<始めに>
このルールは多様化が進むオリカ環境に対応する為に、厨二が勝手に作成したものです。

オリカ独自の性格・特技の処理などに対応できるようになっている……はずです。

それ以外にも、原作のProルールで指摘されている点も改善してあります。

<Adv.ルール>
1.デッキ
3種存在する。
・メインデッキ
マジック、モンスター、スーパーカードによって構築されるバトルに使用するデッキ。
その合計は40枚でなければならない。
また、メガカードとギガカードはそれぞれの規定に従い投入することができる。
別に制限されているカードについては、ノーマルカードとして扱う。

・エクストラデッキ
エクストラカードを1枚のみ投入することができるデッキ。
エクストラカードはバトル中いつでも使うことができる。

・サブデッキ
複数回連続でバトルを行う際、メイン及びエクストラデッキとカードの入れ替えが可能なデッキ。
メガ・ギガ・エクストラカードの枚数などは考慮せず、全てのカードの合計が13枚以内になるように構築する。

2.カードの種類

・モンスター
前衛、後衛の概念は削除される。

・スーパーカード
このルールにおいては、「フィールドにセットできず、特殊な登場方法を持つ」カードもスーパーカードに含める。

・マジック
メガカード、ギガカード、エクストラカードという新しい枠組みが存在する。

以下の種類がある。

 ・攻撃
効果中に「~p(D)で攻撃する」と記述されているもの
 ・パワー
効果中に「モンスターのp(D)を…」と記述されているもの
 ・シールド
効果中に「~盾を張る」と書かれているもの
 ・回復
効果中に「~回復する」と書かれているもの
 ・特殊
上記の4種以外で、効果が「継続効果」に分類されるもの
 ・即発
上記の5種以外

この内、特殊効果は重ね掛けが可能。

3.スペルランク
性格、マジックなどの効果における「優先順位」
同じタイミングで発動する効果があった場合、スペルランクの高い方が先に処理される。
また、永続及びサイクル、トリガー効果は、自身のスペルランクより低いスペルランクの効果では解除することができない(例:「黄昏の風」で「銀の盾」を解除することはできない)。

・スペルランク「1」の効果一覧
モンスターの特技
モンスターの魔法特技
ノーマルカードの即発マジック
ノーマルカードのサイクル及びトリガーマジック

・スペルランク「2」の効果一覧
モンスターの性格
ノーマルカードの誘発効果(テキストが「~したとき…する」等、効果が特定のタイミングで遅れて発動するもの)

・スペルランク「3」の効果一覧
即発メガカード
サイクル及びトリガーのメガカード

・スペルランク「4」の効果一覧
誘発メガカード
即発ギガカード
サイクル及びトリガーのギガカード

・スペルランク「5」の効果一覧
誘発ギガカード

4.効果分類
性格、特技、マジック問わず、その効果によって分類される。

・即発効果
「使用するタイミング」と「効果が終了するタイミング」が同時である効果のこと。
攻撃魔法などがこれに当てはまる。

・継続効果
「使用するタイミング」と「効果が終了するタイミング」が「必ずしも同時ではない」効果のこと。
「永続」「cy」「T」の3種に大別される。

・誘発効果
テキストに「~したとき…する」等と書かれ、何かの条件に反応して発動する効果のこと。
飛竜の性格がこれに当てはまる。

⇒更に二種に分類
a.)誘発即時効果
「~したとき…する」と書かれた効果。
b.)誘発任意効果
「~したとき…できる」と書かれた効果。

補足:誘発即時効果と誘発任意効果が同時に発動するとき、優先順位は即時効果の方が高い。

更に、相手と自分の誘発効果が同時に発動した場合は、各々のプレイヤーが発動する順番を決定し「ターンプレイヤー」の方の効果を先に処理する。




5.バトル
互いにデッキを選択した後、先攻後攻をコイントスで決定する。
初期手札は5枚である。

<1ターンの流れ>
1ターンを「サーブ」「ウェイク」「ドロー」「メイン」「エンド」の5段階に分けて考える。

・「サーブ」
ストーンが補給される。
原則1ターンにつき3コ補給されるが、特別な処理がある場合は個数が変わることもある(参考:http://www.cardhero-bu.com/orica/topic.php?id=1867)。

・「ウェイク」
アスリープ中のモンスターが登場する。

・「ドロー」
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
このとき、デッキにカードがなければ敗北となる(ライブラリ・アウト)。
また、先攻のプレイヤーは、1ターン目のみこの手順をスキップされる。

・「メイン」
マジックの発動やモンスターの行動、セットが可能。
この内「マジックの発動」と「モンスターのセット」、「モンスターの『ついほう』」「マスター特技の使用」を合わせて「マスターの行動」とする。

また、マスターHPを1減らすことでストーンを1増やす「メイクストーン」をバトル中に1度だけ使うことができる。

「ターンの始めに発動する効果」は、この「メイン」の開始時に発動する。



・「エンド」
ターンを終了し、相手の「サーブ」に移る。
「ターンの終わりに発動する効果」はこのとき発動する。
また、規定ターンを過ぎたサイクル・トリガー効果が解除される。

<モンスターのセット>
ストーンを1コ消費し、モンスターカードを裏向きでフィールドに出す。
この裏向きの状態を「アスリープ」と呼ぶ。

<マジックの発動>
マジックによって決められたコスト(ストーン)を払うことで、マジックを発動することができる。
手札コストなどが定められているカードもあるが、特に記述がない限り「コスト」という言葉はストーンのみのことを指す。

<モンスター・マスターの戦闘>
(1)ダメージ計算
モンスター・マスターの受けるダメージが如何に決定するかを定める。

a.)継続効果による処理
まず、継続効果によりパワー(もしくはダメージ)の数値が変更される(参考:http://www.cardhero-bu.com/orica/topic.php?id=2089)。
また、攻撃無効の効果があればここで適用される。

b.)シールド魔法
モンスターもしくはマスター本体にかけられた「受けるp(D)を~減らす」効果にしたがい、a.)の数値が更に変更される。

c.)耐性
最後に、モンスターの性格による数値計算を行う(参考:http://www.cardhero-bu.com/orica/topic.php?id=3325)。
ここで求まった数値が、モンスター・マスターの受けるダメージとして確定する。

(2)戦闘処理
ダメージ計算適用後、場合によって戦闘処理が発生します。

以下のa→dの順番で処理

0.)初期処理
「攻撃するとき」「攻撃されるとき」など、現在形で記載されたテキストの効果が発動します。

a.)ダメージ処理
ダメージ計算適用によってHPが0になった場合、モンスターなら「倒され」、マスターなら「敗北」します。
「HPが~以下になったとき」などとタイミングが定められている誘発効果を処理します。

b.)ストーン処理
マスターHP及びモンスターからの還元ストーンによりストーンの数値が変動します。

c.)効果処理
「攻撃したあと~」「モンスターを倒したとき~」などとタイミングが定められている誘発効果を処理します。

d.)最終処理
レベルアップなどの特別な処理を行います。

6.その他

・敗北条件
マスターHPが0になるかライブラリ・アウトすると負けになる。
ただし、いくつかの特殊勝利効果を除く。

・「8あり」「8なし」
レア度8のカードを使用できるルールと、出来ないルール。

・「M・Gあり」「M・Gなし」
メガ・ギガカードを使用できるルールと、出来ないルール。

<コメント>
このルールとproルールの主な変更点は

・「スペルランク」の概念
・ターンの段階分け
・先攻ドロー禁止
・「メイクカード」→「メイクストーン」
・ライブラリ・アウト

細かい点で言えば

・「にげる」の名称変更
・効果分類

になるでしょうか。

まず「スペルランク」の概念ですが、これがアドバンスルールを作成した最大の意味です。

原作でも時々曖昧になる効果の発動順は、多様化したオリカの効果の中では更に曖昧になります。

原作の効果処理を参考に作っているのですが、俺一人の検証だとミスがあるかもしれません。

ただ、この概念がないと、てんでばらばらなオリカの効果と効果がぶつかり合った時の処理ができなくなってしまう恐れがあるので、スペルランクの概念はかなり重要だと(個人的に)思います。

次にターンの段階分けについて

オリカでは、原作では無かったタイミング(例えば、ウェイクアップ時)に原作では無かった効果が発動することが普通にあります。

そのとき、「ストーンの補給」「カードのドロー」などの順序がはっきりしていないと処理に困ることになるので、原作の流れを整理しました。

俺のオリカだとエレキビースト(参考:http://www.cardhero-bu.com/member/phenix/column/index29)シリーズの処理に関わってきますかね。

……先攻ドロー禁止については良いですよね。フレルにもありますし。折角新しいルールを作るということなので、この機会に導入しておきました。

メイクカードをメイクストーンに戻した意味は……何でしょう。「1バトルに1回の逆転の切り札」を演出したかったからですかね(笑)。

ライブラリ・アウトの導入については……まあ、いつまでもゲームが終わらない可能性を無くしたかったのと、飛竜シリーズの調整の為でしょうか。
結構個人的な理由ですね。

また、「にげる」を「ついほう」に戻したのは、せめて「挑発」で封じることができるようにしたかったからです。

効果分類に関しては、スペルランクの定義の為に作りました。



総じて、GB版と高速の良いとこ取り(?)にフレンドルールによる調整を加えた感じになるでしょうか。

オリカを作る際に、頭の片隅にこのルールのことを浮かべてくれるととても嬉しいです。