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第一回カード考察 パワーダウン

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ドラゴン 『赤の開拓者』 ドラゴン (dragon)
第一回カード考察 パワーダウン
自分のブログの考察等を内容そのまま転載シリーズ。
今改めて取り上げるのもまた新鮮かな、と。
http://ameblo.jp/dragon-ch/entry-10068935875.html


■はじめに
カード考察は基本的に初心者~中級者さん向け・プロルールでの考察となっております。
上級者さんにも役に立つような考察もできるだけしていくつもりですが、あまり期待はしないで下さい(笑)


■基本考察
似たようなカードで絶大な効果を持ち、且つ用途が幅広いパワー2があるのでパワーダウンを使う方は少ないかと思います。
が、このカードは結構テクニカルで面白いマジックなのです。
まずは効果を見てみましょう。

パワーダウン
パワーを1下げる
消費ストーン 1個

備考
・効果は1ターン持続
・かけられた側が一度攻撃をすると解除される
・マスター、モンスターにかけられる
・アタック、特技共に-1Pされる


パワー2は主に敵の3~4P以上のモンスターにかけて足止めするために、味方の0~1Pのモンスターにかけて攻撃力の底上げに、等の使用用途があります。

やはり強力な敵モンスターへの足止め能力的にはパワー2の方が断然上ですし、味方のパワー底上げ的な使い方はパワーダウンにはできません。


■対モンスター考察
上記のことから考察すると、パワーダウンは強力なモンスターになる『前』にかけるマジックだということがわかります。
まずは基本的且つ簡単な使い方の例として、後衛にいる敵Lv1ヤンバルにパワーダウン。
このゲームは1P、1D、1HPが場の流れを一気に変える分かれ目となるコトが珍しくないのでそれだけで充分な効果があります。
更に味方前衛にシールドをかけると敵ヤンバルはそのモンスターに対して何もできなくなりますね。

次に1Pのモンスターにパワーダウンをかけてみましょう。
そのモンスターは1ターン無駄に過ごすことになりますね。0Pですから。

これらを踏まえると、(勿論終盤でも使う機会が充分にあるマジックですが)パワーダウンはまだ敵モンスターがLvUPしていない序盤~中盤が最も効果的且つ使う場面が多くなるマジックだと言えます。

モンスターに対してなら。


■対マスター考察
パワーダウンは(パワー2、パワーアップもそうですが)マスターにもかけれます。
マスターにかけて一番効果を発揮するのはブラックマスター(以下黒)です。
パワー2を黒にかけると大地の怒りは3P→2Pになりますが、かまいたちが1P→2Pなってしまい状況によっては逆に不利になりかねません。

そこでパワーダウンです。
大地の怒り 3P→2P かまいたち 1P→0P マスターアタック 2P→1P
と軒並みダウンします。(一度でも上記のいずれかの行動をとられると解除されるので注意)
こちらに対して不利になる要素がパワー2と比べて全くないので『マスターに対してなら』完全上位互換マジックといえます。
ホワイト、グレート、ワンダーにもマスターアタックはありますからね。


■対モンスター別考察
モンスターといっても幅広いので、パワーダウンをかけても意味がなかったり逆に効果がでかかったりします。
ここではパワーダウンさせると効果が大きいカードを何枚かピックアップしてみます。


・ボムゾウ
Lv1Lv2共に効果絶大。
パワーダウンしてても自爆時にボムゾウ自身が食らうダメージは
Lv1 2D、Lv2 3Dのまま。
特技もLv1 0P、Lv2 1Pになるので相手は滅入るコト間違い無し。

・ゲイラ
Lv1~Lv2の時にかけてあげると悲惨。

・ポリスピナー
一度なんらかに攻撃すれば解けてしまうが、その行動を強要させる事に意味がある。

・ケントゥリアス
Lv1の時にかけてあげると涙目間違い無しです。

・アーシュ&ロロ
Lv1の時にかけるとアタック特技共に1Pに。

・アサシン
登場と同時に即消えるヤツなので、ほぼこちらが敵アサシンをウェイクアップした時限定になってしまいますが、
アタック 1P、特技 2Pにできるのはデカイ。
HP4しかないし格好のカモにできるかも。

・ゴーントorカムロ
Lv1の時に気合ダメした時が狙い目。パーサクパワーも上書きできませんし2Pだしでとりあえずマスターに対しては無力化できます。
↑の使い方はパワー2でも代用可能。

・ナッツロック
敵ナッツロックにパワーダウンをかけてから攻撃すると最初の一回だけ1Pでやつあたりする。が、空振りだとパワーダウンは解除されない。
これらをうまく利用できればシールドを張る等のストーンを節約できたりできる場面もあるかも知れない。

・後衛の一つ飛び、二つ飛び系全般
特にピグミィ、グリフォンなど1P系にかけると効果がデカイ。
尚、ピグミィに関しては0Pでも攻撃さえすれば1行動目で解ける。ダメージを与えなくても解けるみたいです。注意。


■その他の用途
例を出しましょう。
「こちらにはLv3鉄拳シグマが1体。次の自分のターンにシグマでマスターを殴れば勝ち。だが、もし相手がパワー2を持っていたら1ターンの差で負けてしまう」

こんな状況でパワーダウン(パワー系マジックならなんでも代用可)があればパワーダウンをシグマにかけてターンエンドしてみましょう。
パワー系マジックは重ねがけができません。なので先になんらかのパワー系マジックをかけておいて相手ターンに回すと相手からパワー系マジックをかけることが出来なくなるのです。

勿論解除して更にパワー2をかけ直される危険性もあるので絶対安全とはいえませんが、クレアのアタックorウォッシュか黄昏の風でしか解除できないのでこれでかなり安全になったといえます。
これを自分は予防がけとよんでいます。(シールド系も重ねがけ不可なので同じことができます)

上記の応用としてワイルドブルと組み合わせる使い方もあります。
先にパワーダウンをマスターにかけておき、その後「パワーホーン」するとパワー系マジックが先にかかっているのでパワーアップされずに済むというワケです。


■まとめ
ワタクシもそうなんですが、対黒が苦手、黒に勝てない、といった方にお勧めできるマジックだと思います。
他にも黒対策になるマジックは多々ありますが、例えばエクスチェンジなんかは自マスター相手マスターが同じだと殆ど意味をなさなくなってしまいます(マスターにかかったマジックを解除できるという使い方はある)が、
パワーダウンだと無意味になることがまず無いので腐らないというメリットがあります。これはデカイ。

あと、白殲滅等手札が溜まり易いデッキにもお勧めです。
場が膠着状態に陥って、2~3ターン手札を捨て続けたりする事が多い時にも『とりあえず』使っていきやすいからです。
コストが1ですからそんなに痛くありませんし、ストーン1個と捨てるハズのカード一枚で場が少しでも有利に傾いてくれたら儲けモンです。

対黒対策にも使えて、いろんな場面・相手でもコンスタントに、しかも省エネで妨害できる隠れた良カードです。
(最後に、黒最大のメリット「バーサクパワー」に対しては何の対処法にもならないことを付け加えておきます。一応。)


突っ込み所満載だとは思いますがw何かご意見・ご感想あればいただきたいものですね。

以上ドラゴンでした~☆